SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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オリコン訴訟第六回口頭弁論は明日、12月11日
「あ〜、明日の今頃は〜法廷は開廷中〜♪」というわけで、ついにオリコン訴訟は明日、佳境を迎えます。なにかと気ぜわしく更新が滞っていまして、すいません。というわけで、12月11日、午後1時半〜4時、東京地裁、709号法廷にて、烏賀陽側、オリコン側双方の証人が証言する第六回口頭弁論が開かれます。烏賀陽側はもちろん烏賀陽弘道本人が法廷に、オリコン側は2003年1月に烏賀陽の取材に対応した元社員が出廷します。傍聴券配布となると思うので、ご関心ある方は早めににお集まりください。 さて、最近ウェブ上にアップされたオリコン訴訟にかかわるネタで、注目していただきたいものを三つご紹介します。

SLAPP WATCHはオリコン訴訟の訴訟権の濫用という部分に注目していますが、裁判ではオリコンのチャート作成法に関しても争点になっているのも事実です。音楽関係者の方にとっては一番気になる点じゃないでしょうか。そのチャート作成法に関して、烏賀陽弁護団が実際に店舗を訪問取材した結果、オリコンのチャート集計法は、集める順位の数やフォーマットが店舗によってバラバラであることがわかってきました。この調査について、入手したチャート集計のフォーマットを手に烏賀陽がugaya.tvで解説している回がありますので、ご覧ください。

YouTube - オリコン訴訟24話 オリコンの調査票と調査方法を公開

さらに、MyNewsJapanが、オリコンのチャートに関して、公平性や中立性が必ずしも期待できないものであることを、元ソニー・ミュージックエンターテイメント(SME)社長の丸山茂雄氏へのインタビューによって明らかにしています。丸山氏はソニーレーベルのコンテンツ事業拡大に大きく貢献した方で、音楽業界で知らぬ者はいない人物です。今も若手発掘に努めている業界を代表する人物が、オリコンチャートの信頼性に距離を置く証言をしている意味は大きいと思われます。

ソニーME元社長が証言 オリコンのチャート操作、働きかけ日常化

さらにもう一段。MyNewsJapanで、オリコンによるチャート集計を店舗側で担当者していた人物が、オリコンへ報告するチャートの数字が実に適当に集計されていたことを暴露する記事が掲載されました。以下の見出しだけでも、スクープ記事だとわかります。「適当に順位をつけて自分でつくっていた」「お気に入りバンドを上に入れて操作」「予約を実売数に入れるかは小売店の判断」「オリコン側のチェックなし、やっつけ仕事」。

オリコン集計担当者、Jポップチャート順位の“でっちあげ”を証言
| slapp | 日本のSLAPP実例 | 15:10 | comments(0) | trackbacks(1) |
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