SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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SLAPPを撃つには周辺事例も洗わねば (つぶやき)
当ブログはオリコン訴訟を契機としてスタートしたブログなので、趣旨を拡散させないために、一般的な名誉毀損訴訟や、ひろく、言論・表現の自由について考える場とは、していません。SLAPPというキーワードを通して、言論封じ込めを目的としているのではと疑われる裁判の情報を中心にアップしています。

しかし1年近く続けてきて、言論を封じ込める訴訟は、名誉毀損の切り口だけではないこと、高額の賠償請求をしなくても、言論の萎縮効果を狙う手段は、多様に存在することなどが、わかってきました。第三者が見て表現者に対し圧力が加えられているのが明白な場面だけでなく、表現者自体が表現を自己規制する局面にも重大な問題が潜んでいることも、ほの見えてきました。SLAPPをより深く考えるには、単にSLAPPと疑われる裁判例だけでなく、それと近しい争点をもつ、言論・表現の自由をめぐって起きている裁判や現象からも、汲むべき論点があるはずです。

過去に、あの出来事はフォローしなくていいのか、などと考えをめぐらすことが、ちょこちょこありました。当ブログで扱ってきた裁判例は、一方が企業、一方が個人の表現者といった構図が前面に出る例が多く、それらは個人に過大な負担がかかることから、確かに問題なのですが、企業vs企業の間でも、看過できない裁判が起きていることがあります。また、表現者が訴えられていても、発表の場となった媒体(出版社など)ともども被告になるかどうかは決して一律でなく、媒体が表現者を支援するかどうかの対応も、その度合いも、事例ごとに、さまざまです。企業vs企業の裁判でも、互いの企業規模や、一方がメディア企業か、双方がメディア企業か、といった違いによって、問題は異なってきます。

これまで、カテゴリー「注目すべき裁判例」では、強者vs弱者の構図が比較的類推しやすい事例や、政治家vsメディア報道の事例を主に収集してきました。今後は、どちらが強者とも言いがたい、企業vsメディア報道が裁判になった事例や、ネット上の表現に対して起こされた裁判の例なども、興味深い出来事として、とりあげていこうかと思います。

というのも、言論・表現の自由に重大な問題を投げかけている多発する名誉毀損訴訟は、総表現者時代の到来によって必然的に引き起こされている面があり、しかも弁護士ビジネスの興隆という観点からも考察すべきもので、単純に、強者vs弱者のSLAPP的構図をもつ裁判に着目するだけでは、今という時代を考えるには不十分だと考えるに至ったからです。弁護士のなかには、世間的な強者にも弱者にも、どちらの弁護にもつく人物がいます。そういった人々が、どのように自己の職業倫理を正当化しているのかはわかりませんが、そういった人々の足跡の整合性を推し量るためにも、周辺事例を収集しておく意味はあるように思います。新カテゴリーを設けるかは未定です。
| slapp | 当ブログから | 08:37 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| 交通事故の示談交渉を弁護士に頼むときの疑問 | 2008/02/15 3:41 PM |
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