SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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広田研二vs帝京大学
対象を狙い撃ちした例としては、ジャーナリストの広田研二氏を帝京大学が訴えた裁判がありました。2002年、広田氏が雑誌「サンデー毎日」で、帝京大学が要件を満たさない学生に単位を乱発し卒業させていたとする記事を書いたところ、同年5月、帝京大学は記事内容は虚偽であるとして名誉毀損を理由に、広田氏に2200万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こしました。問題となったのは「サンデー毎日」2002年4月28日号の記事。この裁判では、当初帝京大学は、記事に関する「通知書」を広田氏と「サンデー毎日」の両者に送付。しかし実際の提訴は、広田氏だけを対象に起こされたそうです。2004年9月、東京地裁は真実相当性を認めて請求を棄却、広田氏が勝訴しています。

◇参考
週刊金曜日 第559号 2005年06月03日
フリーライター座談会 「不当提訴は言論弾圧だ」 (広田研二・三宅勝久・横田一)
毎日新聞社 「サンデー毎日」2004年9月19日号
「帝京大学」との「法廷闘争記」 ジャーナリスト・広田研二
| slapp | 日本のSLAPP実例 | 12:43 | comments(0) | trackbacks(1) |
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