SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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『ジャーナリストが危ない』(花伝社)
『ジャーナリストが危ない』

昨年11月29日に、出版労連とMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の主催で開かれた恫喝的訴訟を考えるシンポジウムが、『ジャーナリストが危ない―表現の自由を脅かす高額〈口封じ〉訴訟』と題して、花伝社からブックレットとして刊行されました。田島泰彦、西岡研介、烏賀陽弘道、釜井英法、斎藤貴男、各氏の語りと北健一、米田綱路氏の解説を中心とした内容です。

90Pほどのブックレットですが、巻末に資料として「言論・メディア関係高額判決リスト」として、学者の方によって36例の裁判が収集されていて、それぞれの裁判が地裁・高裁・最高裁と、どのような判断の経過をたどったのか、年月日・賠償金額・謝罪広告の有無が一覧できるようになっています。当ブログが以前やろうとしてできなかったことですね。この部分の資料的価値が高い一冊です。賠償金額の高い順に事例が並んでいますが、メディアに対する高額請求訴訟の被告となってきたのは、出版社による雑誌ジャーナリズムがほとんどであったことに気づかされます。
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