SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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新銀行東京に訴えられた元行員内部告発者が逆提訴
東京都の1000億円の出資で設立されたものの3年ほどで経営危機に陥り、今年さらに400億円もの追加出資を仰ぐことによって営業を存続することになった新銀行東京が、メディアに実名・顔出しで登場して内部告発を行った男性を、情報漏えいの禁止や損害賠償として1320万円の支払いを求めて訴えたことは、すでに当ブログでも紹介しました(新銀行東京、メディアに登場した告発者のみを提訴)。

以前のエントリーでは、この内部告発を行った男性をとりあげた媒体として、「サンデー・プロジェクト」(テレビ朝日)しかフォローできていませんでしたが、もうひとつの媒体は、「週刊現代」6月28日号(講談社)であることがわかりました。8月の新銀行東京による提訴を受けて、「週刊現代」9月27日号には、「内部告発者[元行員]を「守秘義務違反」で訴えた新銀行東京の卑劣な手口」という記事が、掲載されていました。その記事では、新銀行東京による提訴の狙いは口封じだと、週刊現代記者によって書かれています。記事では内部告発を行った横山剛氏が、昨年秋、新銀行東京を退職した背景に、新銀行の幹部・同僚らによるいじめが原因にあったことが指摘されていました。そして今月17日、横山氏の側が、勤務中のいじめなどを理由に新銀行東京を提訴したことが報じられました。

損賠訴訟:新銀行東京を元社員が提訴 「勤務時に虐待」 - 毎日jp(毎日新聞)
 「勤務時に精神的虐待を受けて退職せざるをえなくなった」として、新銀行東京(東京都新宿区)の元社員、横山剛さん(40)=品川区=が17日、当時の上司ら6人と新銀行を相手取り計6750万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。新銀行側は先月4日、「退職後にテレビや雑誌に機密を漏らした」として、横山さんに1000万円の損害賠償を求め同地裁に提訴している。
 訴状などによると、横山さんは04年10月に入行。当時の本店(千代田区)に勤務中、パソコンのデータを消されるなどの嫌がらせを受け、07年10月末に退職した。【木村健二】
 ◇新銀行東京の話
 内容を把握していないのでコメントできない。
新銀行東京の元行員が提訴 集団いじめで自殺未遂 【共同通信】


新銀行東京が男性の提訴に費やす費用には、結果的に、税金が注ぎ込まれることになります。新銀行東京が事実の評価・取捨選択・頒布にかかわったメディアの編集的判断を不問にし、情報源の男性のみを提訴しているのには戦略とでも言うべき理由があるはずです。この提訴に対し、公衆の関心事として、出資者としての都(民)は、説明責任を要求することができるのではないでしょうか。

男性がメディアを通して告発した口利き融資の問題は、現在、口利きと政治献金とのつながりが続々と明るみになっています(新銀行東京に口利きをして、企業から献金をもらった人 - Internet Zone::WordPressでBlog生活)。
| slapp | 興味深い裁判例 | 05:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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