SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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読売対「偽装部数」調査報道記者訴訟、経過など
押し紙と呼ばれる新聞社による偽装部数の問題を追及してきた黒薮哲哉氏が読売新聞によって、著作権と名誉毀損をめぐって訴えられている裁判。一つは読売新聞社員の個人、もう一つは読売新聞社員3人と読売新聞社が原告なのですが、裁判を一体的に言い表すのは難しいですね。黒薮氏の個人名と読売新聞を対照させて裁判を表現すると、訴えた社員個人の責任の重みが明確にならないですし、言論を封じる意図があるのではとの問題意識を表現したいと思ったとしても、それを強調しすぎても、なぜ黒薮氏が新聞社側によって訴えられているのかが伝わりにくい。黒薮氏が新聞社にとっての暗部を追求してきたからこその提訴でしょうから、このエントリーでは、読売対「偽装部数」調査記者訴訟と呼んでみます。

この裁判は、黒薮氏個人とか読売新聞社単独とかの問題にとどまらず、この国で言論・表現の自由に関心をもつすべての者にとって意味があるはずです。一昨年政界で起きた大連立騒動の内幕を読者に知らせようともしなかった読売新聞に、言論の自由の名目など望むべくもないのですが、新聞はもちろんのこと、メディア関係者の多くが、押し紙の問題にふれざるを得ないこの裁判を黙殺している現状には、ある意味、恐怖すら感じます。モノ言えぬ社会を日々再生産するのに手をかしているのは、いったい誰なんでしょうか?

まず、読売新聞西部本社法務室長・江崎徹志氏(提訴時の訴状より)が、販売店に送付した催告書をウェブで引用して報じられたことを違法だとして訴えている、いわゆる著作権裁判。東京地裁にて、10月27日と12月5日に口頭弁論が開かれており、1月28日、午後1時15分から証人尋問が開かれます(おそらく627号法廷)。黒薮氏側は証人尋問で、裁判の争点として、著作物性の有無だけでなく、提訴の権利濫用の点も問題にしていきたいとの意向を法廷で語っていました。2月12日、午後3時からの法廷で結審となる予定です。

対江崎氏という点では、黒薮氏は昨年10月20日に、反訴的な訴訟を福岡地裁に起こしています。その提訴時に黒薮氏は、MyNewsJapanに手記をよせていました。MyNewsJapan:「読売に恫喝された」読売が反撃訴訟提起。その後、12月12日に第一回口頭弁論が開かれています。

もう一方、読売新聞西部本社と、
江崎徹志氏〈同社法務室長〉および、
長脇正裕氏〈同社販売局第二部次長〉、
池本光男氏〈同社販売局次長兼販売第二部〉(各肩書きは提訴時、訴状より)
が黒薮氏に対して、昨年3月、2230万円の損害賠償を求めて起こした名誉毀損訴訟も進行中です。

こうした読売関係の訴訟とオリコン訴訟については、現在発売中の「紙の爆弾」2月号に、橋本玉泉氏執筆の記事が掲載されています。
| slapp | 興味深い裁判例 | 12:38 | comments(1) | trackbacks(0) |
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http://www.mynewsjapan.com/reports/988
これは新聞社の詐欺だ
| 名無し | 2009/01/19 1:58 PM |










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