SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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キヤノン・御手洗vs講談社・斎藤訴訟、経過など
周回遅れ備忘録の更新です。以前フォローしていた、キヤノンと同社会長の御手洗冨士夫氏が、雑誌「週刊現代」に掲載された記事や広告が名誉毀損であるとして、計2億円の損害賠償を求め、2007年10月、記事を執筆したジャーナリスト・斎藤貴男氏と発行社・講談社を訴えた裁判は、昨年12月25日、東京地裁で判決が出され、講談社に200万円の支払いを命じる判決が出ていました。問題となったのは、「キヤノン御手洗会長と七三一部隊」と題した「週刊現代」2007年10月20日号の記事と広告。斎藤氏の書いた記事は、御手洗冨士夫氏の叔父、御手洗毅氏の書いた論文に、戦中日本軍の七三一部隊の関係者への謝辞が書かれていると指摘するものでした。判決では、記事自体は名誉毀損と認められなかったものの、雑誌の表紙と広告の見出しが「省略や誇張の許容範囲を超えている」として、名誉毀損が認められました。<事件番号:平成19年(ワ)26312>


判決を伝える記事をリンクします。
講談社に200万円賠償命令、「週刊現代」でキヤノンの名誉棄損 - IBTimes(アイビータイムズ) - 世界の最新ビジネスニュース
J-CASTニュース : 「週刊現代」名誉棄損訴訟、御手洗会長が勝訴

キヤノンは判決当日にはプレスリリースを出していました。この姿勢そのものは、前エントリーのJASRACと同様、訴訟の是非はさておき、望ましい姿勢だと思います。願わくば、裁判での主張をウェブで公開することです。一方どうもメディア企業は、トラブルの存在を、他の業種の企業以上に第三者に公開したがらない傾向があります。メディア企業のそうした姿勢は、情報強者として存在してきた驕りがあるような気がします。

キヤノン : ニュースリリース

この裁判は、講談社側が控訴しています。裁判期日はまだ未定のようです。
| slapp | 興味深い裁判例 | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
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