SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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非当事者のオリコン訴訟雑感(2)
 逐次ブログで情報をお知らせするため会って裁判の経過を聞き出すところまでできなかったのは、同情を寄せている烏賀陽さんに対して、いちいち疑問を突きつけるのに抵抗感があったのと、烏賀陽さん自身が語り出すのを待ってしまったことがあります。そもそも訴訟とは、民事訴訟であっても公開が原則ですから、控訴審以降、非公開のまま裁判が推移するとは、全く想定外でした。しかもオリコン訴訟は、ジャーナリストが当事者でしたし、多くの人に注目と支援を呼びかけていたので、プロセスを開示しつつ進行するのが当然だと思っていました。また管理人は烏賀陽さんより後輩であり、目上の人に遠慮してしまったというのもあります。

 

加えて直接質問に二の足を踏ませる一因としてあったのは、訴訟になって以降、烏賀陽さんは時折、話し手として訴訟について語る集まりをもっていましたが、そうした集まりをもつ際、しばしば「オリコン訴訟をめぐって、まだ公にしていないことがあるので話すかもしれません」といった惹句で人を集めていたことが気にかかっていました。

 

訴えられて以降、烏賀陽さんは、裁判に関する文章を書いたり、Youtubeにビデオをアップしたり、会見を開いたり、個別取材を受けたり、いろいろ情報を発信していたとは思いますが、実はまだ公にしていないことがありますとか、公にしていない裁判の経過をしゃべるかもなど、しばしば情報を小出しにしているのが見受けられました。裁判に対処するだけでも大変な環境であったと重々承知していますが、個人的にはその姿勢に、違和感がつのっていました。話を聞いて欲しいとSOSを発しながら、でも詳細な事実関係は公にしているわけではありませんと言わんばかりの人の話に耳を傾け続けるのは、容易なことではありません。

 

同情すべき境遇の「被害者」とはいえ、このブログとしても彼が小出しに出す情報をその都度紹介するだけなら、偏ったポジショントークに組みしてしまうだけになる可能性があります。価値があるようなないような情報をほのめかすあり方を目にすると、いくら訴訟に興味をもった者でも、まともな非当事者ならコミットに慎重になってしまいます。訴訟が進展するにつれ、メディア関係者がオリコン訴訟を積極的にとりあげないのも無理ないかもと感じてしまった面がありました。

 

当ブログはSLAPPという日本ではあまり知られていない現象を研究する場としてスタートしたため、オリコン訴訟についても、事実関係ぐらいは客観的に情報を提供したいと思っていて、烏賀陽さんの、情報をチラ見せでもよしとするかのような姿勢を見るにつけ、訴訟をどのように扱ったらいいのか、時が経つごとにわからなくなっていきました。

 

特に一審で敗訴して以降まもなく、一審を担当した弁護士の解任やサイゾーの訴訟への関与を仄聞していたのですが、烏賀陽さん自身がそれら裁判上重要と思われる経過を積極的に語ろうとしなかったため、方向感を失ってしまいました。オリコン訴訟だけを特別視して、スルーして語らなくなってしまうなら、このブログは信頼性を失ってしまいます。他の興味深い訴訟についても、現在進行形で言及していくのが不自然なように感じていきました。とは言え、停滞の最大の原因は、管理人自身が明確な運営方針をもっていなかったことが原因だと自覚しています。((3)へ)
| slapp | 当ブログから | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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