SLAPP WATCH

大企業や団体など力のある勢力が、反対意見や住民運動を封じ込めるため起こす高額の恫喝的訴訟をSLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation)といいます。このブログはSLAPPについての国内外の実例や法律を集め、情報を蓄積し公開する研究室兼資料室です。反対運動のサイトではありません。基本的に♪
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SLAPPって何?
SLAPPは、Strategic Lawsuits Against Public Participation の略で、直訳すると、公に関与することに対する戦略的訴訟、となります。この「公に関与する」とは「公の問題や公人について表現すること」を意味し、「公衆の関心事について、記事やコメントなどを通して、表現の自由を行使すること」です。それらに対して、「名誉毀損など意図的な訴訟を起こす」ことが、スラップに相当します。

つまり、SLAPPとは、公衆の関心事について表現の自由を行使した者に対して起こされた戦略的訴訟、を意味します。大企業やまれに個人が、それらを辛辣に批判した者に対して、訴訟の過大な負担を課すことで、批判を放棄させることを目的とした恫喝的な訴訟を意味します。

SLAPPは、デンバー大学のジョージ・W・プリング(法学者)とペネロープ・ケイナン(社会学者)が、この種の濫訴の研究をしているときに、1984年に造語し使い始めました。もともとは、ある問題について政府の行動を求めるために、公の場で話したり、嘆願したり、その他の行動を起こした人々を、脅し、黙らせること意図した訴訟が起こされる場合を指していました。個人や市民団体が、政府の行動を求めて、表現の自由を行使しただけで、大企業によって、名誉毀損や中傷、業務妨害や共謀などで訴えられることが多かったのです。

しかし今日では、SLAPPの概念は、より広くさまざまな問題について、公の場で表現した個人や団体に対して、あてはまると理解されるようになっています。プリングとケイナンの研究は、正義や公正を求めて提訴するのではなく、相手に精神的、経済的に負荷を与え、萎縮させる訴訟が増えていることに気づいて出発しました。

SLAPPはSLAP(平手打ちする・ぴしゃりと打つ)の発音と同じことから、slappedで、スラップ訴訟を起こされたということを意味するため、スラップは「いじめ訴訟」「恫喝訴訟」とも呼ばれます。


参考:
Strategic lawsuit against public participation: Information from Answers.com
Strategic lawsuit against public participation - Wikipedia, the free encyclopedia
| slapp | SLAPP基本情報 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(1) |
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